「上から目線」、3つのかたち


ある人とチャットをしていて、「上から目線」というものについて興味深いと思ったやりとりがあったのでご紹介します。

[12:05:15] A: 僕の中で上から目線というのは
[12:05:52] A: 1.客観視が上から目線に相手から見て見えてしまう場合
[12:06:05] A: 2.ほんとに相手より自分の方が偉いと思って言う場合
[12:06:30] A: で、1が上から目線に見えるのは、自分のことを棚にあげて客観視するからじゃないかなーと思っていて
[12:06:39] A: fly-higherさんの場合1はあっても2はないかなと
[12:06:55] 私: なるほど
[12:06:57] A: ちなみに世の中には1と2を区別する人としない人がいる気がしていて
[12:06:59] 私: 斬新な視点
[12:07:02] A : いやw
[12:07:05] 私: 俺は区別しなかった
[12:07:08] 私: してなかった
[12:07:44] A: 1も上から目線って言う人には、客観的な立場で何か言うときは言い方考えないとなーと思う程度
[12:08:10] A: だからあれですよ、僕みたいな自分否定激しい人間でも1的な意味での上から目線は多いと思いますよ
[12:08:19] A: <僕もよく上から目線だねって言われる
[12:08:23] 私: あー上から目線になるパターンをもう一つ付け加えたいな
[12:08:31] A: なんでしょうか
[12:08:50] 私: 3.相手より優位に立ちたくて上から目線であるようなふりをする
[12:09:05] A: ああ、2に含めてましたが、区別するならそうですね


まとめると「上から目線」には3つのものがあって、それは

1.状況を客観視しようとする態度が相手から見て上から目線に見えてしまう場合
2.相手より自分の方が立場が上という認識から上から目線になる場合
3.相手より優位に立ちたいがために上から目線になる場合


私自身、自分の態度が「上から目線」と受け取られることが多いと感じており、何とかしないといけないな、とは思っていたのですが、肝心のなぜ「上から目線」と思われるのか?ということについてはあまり考えたことがなかったため、上記の分類は非常に斬新でした。
「上から目線」に見られないよう言動には注意していたのですが、「上から目線」というのは漠然と「相手より自分の方が上と考えているということが原因」と思っていたので、それ以外の可能性はあまり検討したことがなかったのですね。

ちなみに2.と3.の違いは、2.が客観的な立場の違い(社長と部下、先輩と後輩など)に由来するのに対し3.は客観的な立場の違いはないけれど、相手より優位であることを見せるために上から目線になる、という違いです。まあこの2つは相対的なものなのですが。


で、私が今まで考えたことがなかったのが、

1.状況を客観視しようとする態度が相手から見て上から目線に見えてしまう場合

です。私は(チャット相手の人も)自分の感情と切り離して状況を把握するのが得意で、というより無意識的にそれをやってしまうタイプです。何かしてる自分を後ろから見てる自分がいる、とでも言いましょうか。で、おそらくはこういうように客観的に状況を把握するのは立場が上の人がやることだと世間的に思われているせいか、客観視自体が上から目線と受け取られるのかな、と思いました。なんかちょっと違う気もするのですが、でも確かに自分以外の人が客観的に状況を把握していた場合、その態度によっては上から目線に見えるな、と感じます。


ただ問題は、じゃあどうしたらいいの?というのがよくわからないということです。自分を客観視する思考の癖は幼少期からのものなので、どうしようもありません。まあ「相手に上から目線と思われようが気にしない」という選択肢もあるのでしょうが、それはあまりに消極的。



以上、まとまりのない思考をだらだらと書いてみました。ツッコミ・意見・主張があればぜひぜひ。