祇園祭の思い出

(1日に複数のエントリーというのが嫌だったので、昨日の日記から移動)

今、四条界隈は祇園祭一色です。

昨日は宵宵山。今日が宵山


別のブログで書いた3年前の昨日の日記があったので、加筆修正してお届けします。


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祇園祭の宵々山(毎年15日)。昨日と今日の宵山(16日)は夕方6時から歩行者天国になる。クラブの帰りにはもう浴衣を着た人が四条通にいっぱい広がっていた。


去年の宵々山と宵山長刀鉾のバイトをした。このバイトは毎年10人前後を京大の学生部で募集しているもので、時給900円のなかなかおいしいバイトだ。ただし長刀鉾に女性は入れないので男子限定。
ちまき売り(食べ物ではなく厄除けの飾り)がメインの仕事で、ほかに公民館(?)の2階から長刀鉾に乗り移る渡り廊下の入り口のところで誘導したりする仕事もある。
長刀鋒には、おそらく平安時代の穢れの思想のために女性は乗れない。たとえば男の子連れのお母さんが2階に上がってきてもお母さんは乗れないので、男の子を鉾の中に連れて行ってあげて一緒に記念撮影したり、といったことをする。


去年の宵山のこと。暗くなってくると広い四条通いっぱいに通行人がひしめく。
俺は風が通って涼しい渡り廊下(公民館の2階と長刀鉾をつなぐ廊下)の上で"ふ・・・人がゴミのようだ・・・"とつぶやきながらサボっていると、浴衣を着たお姉さんがいきなり渡り廊下に入ってこようとした。渡り廊下から女性は立ち入り禁止なので当然俺は引きとめた。

そしたら


"私、ニューハーフなの。男なんだからいいでしょ♪"


見た目は完全に女性だ。しかし確かに声はハスキーボイス。さあどうしたものかと悩んでいると、いきなりおかまさんが浴衣の裾を持ちあげて



"確かめてもいいわよ♪(はーと)"



とか抜かしやがった。



いらんわボケ!!!(心の叫び)




もう俺はHPMPともに一桁まで削られたので説得する気力もなくなり、げっそりしておかまさんを通してあげた。

・・・そしたら長刀鉾のお偉いさんが飛んできて、おかまさんを引きずり出した。んで俺はめっちゃ怒られた。どうも女性の格好をしている人もだめらしい。まあ女性のようなかっこしてたら、それを見たほかの女の人も乗れるものだと勘違いするだろうからねえ。お偉いさんは渡り廊下から鉾の中までまんべんなくまいてた・・・


長刀鉾のバイトは普通の人には絶対できないことがいろいろできて楽しかった。
雨が降ってきたときにビニールシートをかけるため鉾のまわりの柵の上に登ったり、鉾の下にもぐりこんだり、鉾の上で大の字に寝転んだりなどなど。鉾の下って階段ついてて直接鉾に入れるようになってます。
当たり前やわなw


でもこのバイトの労働時間は9時から22時くらいまで。梅雨が明けるころのくそ暑い中で13時間も働いてるとさすがにうんざりする。1日目はまだテンション高いのでいいのだが、2日以上になると飽きてイライラしてくる。ジュースなんかは飲み放題なんだけどね。