あなたの「モヤッ」を「すっきり!」に。〜司法試験合格者ゼミのお知らせ〜

私が講師として以下の3つのゼミを開催することとなりました。外部の方も参加可能ですので、お時間のある方はぜひお申し込みください。申込方法は本エントリー最下部に記載しています。申込締切は10月2日(火)です。
場所はいずれも同志社大学法科大学院(同志社大学寒梅館2階)です。(JR京都駅からは市営地下鉄今出川駅下車、京阪出町柳駅からは徒歩15分程度)

1 「司法試験の分析と法律フレームワーク講座〜法律学の基本とは何か?〜」

【日時】


2012年10月6日(土)・7日(日) 両日13:15〜18:15

【内容】

まず最初に、「司法試験とはどのような試験か」「どうやって採点しているか「どのように点数が配分されているか」等を公開情報などから分析し、司法試験でとるべき基本戦略を提示します。
それを踏まえ、司法試験を解くにあたって「基本に忠実に」と言われる場合の「基本とは何か?」という命題に対して、真っ向から取り組むのが本講座です。
具体的には、「フレーム」や「フレームワーク」という概念を紹介したあと、法的三段論法と原則例外という二大法律フレームワーク(すべての法律に共通する思考枠組み)を詳説し、これらのフレームワークからinput(基本書の読み方、講義の聴き方、判例の読み方等)とoutput(論文式答案の書き方やナンバリングの仕方等)の方法論を導き出します。さらに、2日目は1日目に示した「基本」だけで司法試験の問題が解けるようになっていることを示します。

本講座で学べるものは、いわゆる「知識」ではありません。「フレームワーク」「枠組み」「コツ」「思考方法」と呼ばれるものです。このような観点から法律学を捉える試みはほとんど過去に例がありません*1ので、法律学を修めた方も、そうでない方も、お楽しみ頂けると思います。

また、本講座は去年の8月に東京で自ら開催したセミナー、今年の2月に龍谷大学にて開催した講座の大幅バージョンアップ版です。1年4ヶ月の司法試験受験経験から得たノウハウを全力で叩き込みますので、ご期待ください。

なお、本講座はUstreamにて中継予定です。もっとも回線状況次第で中継を断念することがありますし、会場で一緒に思考方法を身につけるライブ感はなかなかネット中継では体感できませんので、参加可能な方は極力おいでくださいますようよろしくお願いいたします。

【費用】


どなたでも無料です。

【対象者】


基本的には司法試験または司法試験予備試験の受験を考えている方(学部生・院生を問いません。学部も問いません。他大学の方でもかまいません。)が対象ですが、法律学の基本的な思考方法に興味がある方も大歓迎です。「基本は大事ってよく言うけど、基本ってなんだろう?」という疑問をお持ちになった方はぜひご参加ください。
また、できれば本講座は法律学を教える立場にある/これからなる方々にもぜひ聞いていただきたいと思っております。同志社大学法科大学院の教員も招待しております(お忙しいので来てくださるかはわかりませんが)。

【持ち物】

六法・筆記用具

2 「刑事訴訟法(捜査法)」

【日時】


2012年10月13日(土)・14日(日) 両日13:15〜18:15(延長の可能性あり)

【内容】


平成20年・平成21年・平成22年司法試験の刑事訴訟法の問題を使い、捜査法の基本的なフレームワーク(強制処分任意処分の区別と捜索差押えがメイン)を解説しつつ、論証の仕方および判例の読み方をお教えします。
司法試験の問題が解けるようになるには、まず司法試験がどの程度の水準を求めているのかを知ることが重要です。しかし、なかなか独学でその水準を知ることは困難です。そこで、本講座では問題文に書かれている事実の法的意味を指摘するなどにより、「司法試験が求めているレベルを知る」ことを目標とします。

「司法試験の分析と法律フレームワーク講座〜法律学の基本とは何か?〜」を受講すると、より内容を理解できるようになります。

【費用】


どなたでも無料です。

【対象者】


捜査法を一応さわったことのある方で、司法試験・予備試験を目指している方。学部・学年・未修既修は問いません。他大学の方でもかまいません。

【持ち物】

六法・筆記用具

3 「刑事訴訟法(伝聞法則)」

【日時】


2012年11月3日(土)・11月4日(日) 両日13:15〜18:15(勢い余って大幅延長の可能性あり)

【内容】


平成20年・平成21年・平成22年司法試験の刑事訴訟法の問題を使い、伝聞法則の基本的なフレームワーク、論証の仕方(伝聞非伝聞の区別、再伝聞、要証事実の特定の仕方)を学びます。この講座も「司法試験が求めているレベルに気づけること」を目標とします。

伝聞法則は、独学で学ぶことが困難であり、また要証事実の特定の仕方について書いてある書籍等がおそらく存在しないため、どの受験生も困る分野です。また、司法試験7回中5回出ている上に実務でも非常に重要なので、しっかり学んでおくことは非常に有意義だと思います。

「司法試験の分析と法律フレームワーク講座〜法律学の基本とは何か?〜」を受講すると、より内容を理解できるようになります。

【費用】


どなたでも無料です。

【対象者】


伝聞法則を一応さわったことのある方で、司法試験・予備試験を目指している方。学部・学年・未修既修は問いません。他大学の方でもかまいません。

【持ち物】

六法・筆記用具

お申込み方法【締切=10月2日(火)】

メールタイトルを「合格者ゼミ受講希望」とし、以下の項目を記載の上で下記メールアドレスに送信してください。
レジュメ数や教室の都合がありますので、当日参加は困難です。また、会場のキャパの関係で締め切り前に受付を終了することがありますので、早めにお申し込みください。

【受講する講座名】
【名前】
twitterのID(@***)(お持ちの方のみ)】
【所属】
【学年】
【連絡用のメールアドレス】

【締切=10月2日(火)】

それでは、みなさまと会場でお会いできるのを楽しみにしております!

*1:分野としては一応法理学ということになると思いますが